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“ETORA”に込めた願い──日本の伝統から、時代の中心へ

本日は少し弊社のブランド名についてお話しさせて頂きます。
かつて日本には、常に“生と死”を背負う者たちがいました。
戦国の世を経て、泰平の世を築いた将軍たち。
その精神はいつも張り詰め、「人を斬るか、斬られるか」の覚悟を内に秘めていたといいます。
そんな彼らの屋敷の一角には、必ずと言っていいほど盆栽が飾られていた記録が残っています。
なぜでしょうか?
◆ 将軍ですら、心を和らげた“盆栽”という存在
それは、たとえ頂点に立つ将軍であっても、
静かに“命のかたち”と向き合える時間を必要としていたからです。
一本の松を見つめることで、
揺るがぬ幹に己の心を重ね、
曲がった枝の中に人の生き方を重ねる。
「力」ではなく、「整える心」こそが、人を導くという真実。
将軍でさえ、そこに癒しと学びを見出していたのです。
◆ 「ETORA」という言葉の意味
そんな精神を現代に伝えるために、私たちはこの名を掲げました。
「ETORA(エトラ)」は、2つの単語を融合させた造語です。
- ERA(時代)
- TRAD(伝統)
「伝統が、時代を創る」──この逆説の真理を体現する名前です。
さらに、“TRAD”を“TORA(寅=虎)”に変えることで、
中央に「O」=日の丸・太陽が浮かび上がります。
これは“日本の中心から時代を照らす”という象徴的デザインでもあります。
◆ 日本語の響き「笑寅」に込めた心
「エトラ」という音には、“笑う虎”=笑寅(えとら)という意味も込めました。
- 猛き虎すらも、心を和ませてしまう盆栽の静けさ
- 東北の鬼門を制し、良い方角へと導く「寅」の力
- “笑い”と“導き”を兼ね備えた、最強の吉兆
侍、武士、将軍(虎)ですら笑顔にしてしまうほどの力を持つ盆栽で人々を良き方向に導く
それが「笑寅(ETORA)」という名に込めた、和と力の融合です。
◆ 最後に…
将軍でさえ、微笑んだ。
虎でさえ、心を緩めた。
そんな想像を抱きながら
“盆栽には、いつの時代も人を癒す力がある。”
それを証明するために、「THE ETORA BONSAI」という名を掲げました。
盆栽という伝統の中に、
時代を照らす志をこめて──
私たちは「ETORA」の旗のもと、進み続けます。
お問い合わせは
the.etora.bonsai@nhn-drk.jp